仕事をどのように効率化するかは、あらゆる社会人に当てはまる課題です。それは、エンジニアにとっても同様であり、エンジニアにとっての効率的な仕事術には様々な方法があります。まず、仕事を効率化する上で重要な指針は、「無駄をなくす」ということです。個人でもグループでも、一日で取り組んでいる仕事それぞれに、どれだけ時間をかけているかを洗い出してみましょう。その中で、明らかに時間がかかりすぎている仕事は無駄になっている可能性が高いです。それを改善するためには、新しいツールを導入する、その仕事を素早くこなしている事例を共有してマニュアル化する、人が手間をかけなくていいように自動化する、外注する、そもそもその仕事自体をやらなくていいようにする、といった方法があります。昨今のテレワーク推進に伴う、髪の書類とハンコを廃止して電子署名に切り替える動きもその典型です。また、個人レベルでの効率化も重要だといえます。まず、やるべき仕事をリストアップし、優先度の高い順に片づけていくようにしましょう。先に挙げたマニュアル化や自動化も有効です。それまでに経験した仕事から、「この類の仕事はこのやり方でできるからマニュアル化しよう」「これはこのソフトを使えば自動的に終わらせてくれる」といったノウハウを積み立てれば、慣れた仕事をルーティン化し、慣れていない仕事に注力することができます。もちろん上手くいった方法はグループで共有すれば、全体的にも仕事が効率よく進行することも可能です。働き方改革が推進されている現代、無駄を省いて仕事を効率化すれば、職場環境とワークライフバランスが向上することでしょう。